マクベスに挑む

シェイクスピアの戯曲は「演劇の教科書」的存在だ。

演劇の専門学校や演劇系の大学では必ず一度は触れるし、有名な作品も数多くある。ずいぶん前の作品なのに未だに世界中のあちこちで上演されている。

何でこんなに人気なのでしょう。

理由のひとつとして「人間の在り方」を数多く描いているからだと思う。

こんな時、人はこんな表情をする。

こんな時、人はこんな行動を起こす。

こんな時、人はこんな言葉を発する。

といった具合に人間のモデルケースがある種のサンプルとしてズラリと並んでいる。しかも大体が普段見ることが出来ないテンションの高い状態で、だ。

そんなシェイクスピアの代表作のひとつが「マクベス」だ。

魔女の言葉にのせられ権力を欲し破滅へと突き進むマクベス。

追い詰められたマクベスはどんな状態になるのだろう。

顔面真っ青になりつつ、案外生き生きした表情をするかもしれない。

半ベソかきながら、ドヤ顔を決めるかもしれない。

稽古場では座組一丸となって創作しています。

間も無くバングラ版「マクベス」、劇場デビューです！

川村岳