『ワーニャ伯父さん』無事に終了いたしました!

新元号が公表された翌日の4月2日に、バングラvol.2『ワーニャ伯父さん』公演が楽日を迎え、全てのステージを無事に終えることができました。
これも全ては、
関わってくださったスタッフ・キャストの皆さまの多大なるご協力と、そしてなによりも観に来てくださった沢山のお客様のお力添えあってのことでした。
バングラ一人親方の私、三村聡は感謝の気持ちでいっぱいでございます。
関わってくださった全ての皆さまに心よりお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!!!
以前こちらのブログでも書きましたが、私は二十代の頃からいつかこの『ワーニャ伯父さん』をやりたいとずっと思い続けてきました。(その頃は役者としてのみ考えていたので、正確には「いつか出たい。」と思っていた訳ですが。)
その後、幾度か人生の重要な選択を迫られた時にも、「ワーニャ伯父さんみたいな、こじらせた後悔の仕方をする人生にしてはいけない!」と、その都度リスクは大きいけれど自分の気持ちに素直な方に敢えて舵を切ったものでした。
そして自分がワーニャ伯父さんよりも歳上になった今、ようやく上演に漕ぎ着けることができました。
で、いざやってみると想像以上に『ワーニャ伯父さん』、というかチェーホフは手強くて、「ヤベェな、どうしたらいいんだ?」と何度も変な汗をかき、生きた心地がしない日々も沢山ありました。
しかし逆にそれはヒリヒリした刺激が常にある、生きている実感の強い豊かな時間でもありました。
結果、あくまでも個人的な感覚ですが、
これが、私の作りたい『ワーニャ伯父さん』というお芝居だと、心の底から思える作品となりました。
(繰り返しますが、あくまでも私個人の感覚です。ホントはまだまだ問題点や改善の余地もあるのでしょう。それはおいおい私自身も気づいていくことになるんだと思います。)
『ワーニャ伯父さん』とチェーホフのおかげで、精神的に随分と鍛えられた気がします。
少しは深みも増してくれていると尚良いのですが、これもおいおい気づいていくものかもしれません。
今はこの作品と出会わせてくれた、なにがしかの巡り合わせにしみじみと感謝しています。
が!また芝居の虫が自分の中で騒ぎ始めています。
早っ!
バングラの芝居の旅は続きます。
頻繁ではありませんが、その代わり、
妄想という名の地図を携えてじっくりと旅の計画を練っていきます。
皆さま、今後ともバングラをどうぞよろしくお願いいたします!
また劇場で会えることを心待ちにしています!
『ワーニャ伯父さん』どうもありがとうございました!

三村聡

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